眼科日帰り手術について
眼科手術はここ10年の画期的な進歩により、手術時間の短縮など患者さんに負担の少ない低侵襲手術が定着してまいりました。さらに最近では白内障手術のみならず、硝子体手術という難易度の高い手術においても低侵襲化が進み、日帰り手術を行う施設が増えてきました。当院におきましても、白内障手術・硝子体手術ともに切開創の非常に小さい『極小切開手術』を中心とした日帰り手術を施行し、最先端の低侵襲手術をご提供しております。
白内障手術装置について
当院で使用している手術機器は、Alcon社製CENTURION Vision Systemです。この機器は2014年に販売開始された白内障手術装置で、 手術中の圧力コントロールの適正化、手術効率を高めた超音波ハンドピースを採用、極小切開にさらに対応するなどの特徴を持つ最新機器です。 そのため手術時の安全性がさらに高まっており、現在多くの大学病院をはじめ、全国の総合病院などで標準機として使用されています。
眼科手術顕微鏡について
眼科手術は、顕微鏡を通して手術する顕微鏡手術がほとんどです。顕微鏡で組織を約7-20倍に拡大して、より細かくより繊細な手術を行っております。そのような手術顕微鏡に求められる、もっとも基本的でもっとも重要な点は『見える』ということです。当院にて使用している手術顕微鏡は、光学機器メーカーとして世界的に定評のあるCarl Zeiss社製『Lumera(ルメラ)』です。この手術顕微鏡は『見える』ということに関して、私たち眼科医は現在これ以上のものはないという評価をしています。『見える』顕微鏡を使えば、当然のことながらより細かな手術をすることができ、結果として合併症の少ない、より完成度の高い手術を行うことができます。当院での白内障手術・硝子体手術はすべてこのLumeraを用いて手術を行っております。